純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
けれど、そんな雰囲気を壊したのは、訪問者。
「すいません。もう少しお話を」
桐生さんの家にとりあえずお世話になると言っておいたからか、刑事が訪ねてきた。
「安永はもう少し待ってやってくれませんか。俺で分かることは……」
「大丈夫です。早く解決してほしいから」
桐生さんの気遣いが、とてもうれしかった。やっぱりまだ思い出したくない。
でも、真相は私しか知らないから。
リビングのテーブルに、向かい合って座る。
2つしか席がないから、桐生さんはソファーに。
昨日の警察での事情聴取よりずっと気持ちが楽なのは、ここが彼の家だからかもしれない。