Sexual Secret
「おい上城」



「何?」



「……頼む、帰れ」




頼んでるのに命令口調なんて、なんて先生らしいんだ。



それでも上城さんは、しばらくの沈黙の後、何も言わずに立ち上がった。




「じゃあね、悠梨ちゃん」



それだけを言い残し、出ていった。




二人きりになってしまった。



この空気が気まずいと思うのは、私だけなのだろうか。



先生に会いたくないから仕事を休んだのに、結局今目の前にいる。




何だか、バタバタの一日だ。
< 134 / 431 >

この作品をシェア

pagetop