Sexual Secret
「わかりません。そのまま流されて、最後までやっちゃうんじゃないですか」




もうやけくそだった。



考えたって、まともな答えはでてこないだろうから。




「それ、本気で言ってんの?」



「はい、何か問題でもありますか」



「じゃあ、試すか?」




こういうとき、反射神経が鈍い自分を呪う。



この部屋にいる以上、いつ先生の実験台になってもおかしくないのに。



私は、気を緩めすぎている。





だから今、先生は簡単に私の上に馬乗りになっているのだ。
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