Sexual Secret
「悠梨…どうして、悠梨ばっかり前に進むんだよ」




よっくんは、俯いてた。



その姿が、あのときの、あの別れの言葉を聞いたときと同じで。




胸が痛くなった。




「俺は…あのときから一歩も進めてないよ。なあ、悠梨…」



「…やめよ、よっくん」





よっくんの言いたいことはわかってた。



でもその言葉を聞きたくなくて、よっくんの言葉を遮った。




きっと、この海で別れたとき。




よっくんは本当はまだ、私を好きでいてくれてたんだ。
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