Sexual Secret
このとき思ったのは、私はいつかきっとこの人に襲われる。



そして私はそれを恐れて、この仕事を辞める。




今までの人は、きっとこうして辞めていったんだ。



それでもこんな「資料作り」と称したセクハラができるのは、先生が「売れっ子」だからだ。





今までの人が「何も言わずに辞めていく」というのは実は嘘で、この事実を編集部が隠蔽しているのだろう。




きっとそうだ。



会社に訴えても隠蔽されて、その上辞めるなんて。





私はそんなの嫌。



こんなときに負けず嫌い精神が働くのはおかしいのかもしれないけど。




私は、この人になんか負けない。

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