Sexual Secret
「すみません!すぐ用意します」




そう言ってキッチンに走る私の後ろ姿に、舌打ちする彼。




慌てて用意したインスタントコーヒーは、とてもいい香りだった。





「どうぞ」




テーブルの上に置いたコーヒーを見た彼は、思い切り私を睨みつける。



言わなくてもわかるだろう、と、彼の心の声が聞こえた気がした。





しかし残念。



何が気に入らないのか、私には全くわからなかった。
< 3 / 431 >

この作品をシェア

pagetop