Sexual Secret
「お前は、頑張った」



「でも...」



「涙が出るっていうのが、お前の素直な気持ちなんだろ。ならごまかす必要はない」




先生がそんなことを言うから、自分に甘くなってしまう。



泣いた自分を許して、さらに涙が溢れる。




それでも。



私は今先生の腕に抱かれて、幸せだと感じる。



こういう幸せを、よっくんにも感じてほしい。




私とじゃない、他の誰かと。



いっそ私のことなんて忘れてしまうくらい、幸せになってほしい。



これからもずっと、よっくんは私の大切な人だから。





ずっとずっと、よっくんの幸せを願ってる。
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