Sexual Secret
「あーもう、悪かったな、俺が食べたよ」



寝起きで機嫌が悪い先生は、開き直ったようにそう言った。



本当は、ヨーグルトのことなんてどうだってよかった。




ただ、口実が欲しかったんだ。




「じゃあお詫びに、アイス買ってください」



先生と一緒に出かける口実が。




先生と暮らし始めてから、一緒に出かけることは一度だってなかった。



これでも一応私的には、先生の彼女でいるつもりなんだけど。




付き合ってください、なんて言葉なくても、想いが通じたら付き合ってるって思っても...いいんだよね?
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