「生きろ」
実のところ、ユサの事が好きだった私は凄く嬉しかった。


“いいよ“


そう返事した瞬間、隠れて見ていたのかバスケ部の部員達が飛び出してきた。


“やったな!“
“おめでとう!!“
“このリア充め!“


人生で一番照れて、嬉しかったのは、この時かもしれない。




頭がずぶ濡れになって更衣室に入っていくユサを見ながら、昔のことを思いだしていた。
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