汚れたmarch 1
ドンッ






誰かと肩が当たった




「すいません」



まだ、きたばかりのこの町で





騒ぎなんて起こしたくない






先に謝れば、ちょっと肩が当たったくらいなら





怒らないだろう。






「あ、いえ…」









たぶん、男の人。





髪の毛短かったし




なにより、背が私より10センチは高い。









私が見上げたし。













「………」






ん?





「あの…私の顔に何かついてますか…?」









なんだろう。






ずっと私の顔を見続けてる。







起こってるのかな…









「おーい!皇ーっ、なにやってんだよー‼行くぞー‼」






遠くから聞こえる彼を呼ぶ声










この人、皇(こう)って言うんだ…








「ああ。今いく!」






彼は私の顔から視線を外し






呼ばれた先に向かっていった。















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