汚れたmarch 1
………なんで?








「捨てられるとか言ってるけど、お前が今まで黒豹鬼やってきたって事は、その覚悟がどこかであったからじゃないのか?」










タバコをふかしながらそういう




山内の瞳は、



間違いなく私を睨んでいた。








「なんだ?もしかしてそんな事も考えないでやってたのか?はっはっはは!黒豹鬼、お前、馬鹿だろ?そんな事も考えてないで族狩りなんて、やってんじゃねぇよ‼」










山中はタバコを地面に押し付け火を潰し



公園の出口へ向かった









「とにかく、お前の周りにいる奴にはちゃんとした証拠を見せて報告しておくよ。じゃあな、黒豹鬼。正直、お前がこの程度の奴だとは思わなかったよ。残念だ。」









そう言い残し、山中は公園から立ち去っていった。




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