汚れたmarch 1

1.3

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ガチャ







「ただいま…」







「お帰りなさい。空ちゃん、遅かったじゃない。」














良かった。







叔母さんはまだ、私が黒豹鬼という事を






知らない…










以前、叔母さんが言ってた。









「空が、犯した過ちも空を傷つけたあの事も決して許される事じゃないわ。…でもね、人には間違いを犯さない人なんでいない。だから、私は空を引き取る時、言ったわよね？同じ過ちは許されないのよって空に。だから、あなたがまた、同じ事を繰り返さない限りあなたの事は、私達がしっかり面倒をみます。」










ごめんなさい。






叔母さん。








私は過ちを犯しています。





そして、それをずっと隠しています。










許されない事だとも思っています。












だから









どうか、








私を















捨てないでください。