天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
小岩井、一瞬固まる。

スコップを手にしたまま、完全に凍りついたような死神さん。

再起動してあげて下さい。

「あれえ?雪ん子先輩と付き合っているんじゃないのぉ?」

無邪気に核心を突くかおる。

「だ…誰から聞いたのですか…?」

軽く動揺気味な小岩井。

そんな事、わざわざ聞かなくても。

天神学園では、噂は千里を走ります。

< 51 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop