天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
「でもさあ」

緩く結んだ三つ編みが、春の風に揺れる。

「信用していない男の人の部屋に、お泊まりしたりしないよねぇ?」

まっ!

お花っ子ちゃんたら、いつからそんなナマ言うようになったのかしら!

どんどん言い逃れできない方向へと誘導尋問されていく小岩井。

ヘイ小岩井、ギブアップか?

「…じ…自分と雪菜さんは…し…親友の間柄ですから…」

小岩井粘る。

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