天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
にじり寄ってくるスキンヘッドに、かおるが恐れて小岩井の後ろに隠れる。

「『千の武器を操る魔物』と互角っつったって、相手は女だろ?そんなん自慢にもなりゃしねぇよ。それよか」

オーソドックスなピーカーブースタイルに構えるスキンヘッド。

フットワークを駆使しながら、小岩井との間合いを計る。

「俺みてぇな本物の修羅場潜った喧嘩屋に勝ってこそ、武勇伝ってのは価値があるんじゃねぇか?あぁ?用務員さんよぉ?」

軽いステップから一気に距離を詰め、右のストレートを放ったスキンヘッドは。

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