天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
小岩井のカウンターの左で呆気なくノックアウトされた。

何と、前振りが長かった割には一行でダウンだ。

唖然とする不良仲間達。

小岩井はダウンしたスキンヘッドの頬を軽く叩きながら、小さな声で呟く。

「助かりました…問い詰められて逃げ場がなかった所なんです…」

小岩井にとっては救いの主。

しかしかおるにチョッカイ出しに来た悪者達。

結局彼らはまた尻尾を巻いて逃げるしかなかった。

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