天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
成程、と頷く龍娘。

親孝行なのは結構。

龍娘も、その点に関しては非難する気はない。

生み出してくれた親に感謝し、その親の教え?を忠実に守ろうとしている芽々は、助手としても娘としても素晴らしいと思う。

「だがな、神凪」

龍娘は芽々を真っ直ぐに見つめる。

「それは果たして、お前の尊敬する天才チビッ子が喜ぶ事か?」

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