【完】校内1のイケメンに恋をした!!
「お前からのメール、返事しなかったじゃん?
実は昨日、健吾とずっと電話してて、そんで気付いたら日付変わってたんだ。
で、メールの返事しようか迷ったんだけど、寝てたらマズイよなぁと思ってやめた」
………。
…それを、謝るために…。
「今日の昼間に話したかったんだけど、お前大雅とばっかり喋ってるし。
だからどうすっかなぁと思って、それで待ってたわけ」
「…あんな、どうでもいいメールのために…?」
「どうでもいいってわけじゃないだろ。
お前からの初めてのメールだし、それに返事しないまま終わるなんて嫌だったんだよ」
「………」
…龍輝さんって、馬鹿だ。
そんな小さなことのために一生懸命になって、真っ直ぐに私を見て、真っ直ぐに想ってくれて…。
…凄く、嬉しい…。
嬉しくて、涙が止まんない…。
「え? いやちょっと待て。
いやいやいや、なんで泣く?」
「…嬉しいから、だと思います…」
「…いやいやいや、何が嬉しいんだよ。
つーか嬉しいなら笑え。こんなとこで泣くな」
…笑いたいよ。
笑って「ありがとう」って伝えたい。
でも涙は溢れ続けて、止まらない…。
「…ごめんなさい…上手く、笑えなくて…。
どうすればいいかも、全然…」
「……あー…くそ、お前なんなんだよ」
「…ごめんなさい…」
「…とりあえず一緒に来い」
髪の毛をグシャグシャっとしたあと、龍輝さんは私の手を引いて歩き出す。
「…これじゃまるで、俺が泣かしたみたいじゃん」
そんな小さな声を聞きながら、龍輝さんと一緒に道を進んでいく。