最期の手紙
私が嫌がることを平気で
するようになった夫は


私の目にはもはや
少しの魅力も感じない
ただの酔っ払いの
情けない男にしか
見えなくなっていった。


そして


何よりも私の心に
決定打を打ったのは…


私の
結核の再発だった。
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