白球を追いかけて


プレイボール!!



大きな声と同時に始まった試合。



『打たせていこうぜ!』


大地の言葉が胸に響いてる。



今まで人間不信の俺は打たせてとったことなどない。



一人で三振の山を築いていった。




守りがエラーしても

「大丈夫、大丈夫。俺が押さえるから。」

と言って、切り抜けてきた。



仲間に信頼されているか不安で、正直手がふるえる。



ちきしょう…。

投手がこれでどうする。


負けねぇ、ぜってぇ負けねぇ!
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