アイ･ラブ･おデブ【完結】

「じゃあ…もうすっかりベテランになったね…
平野くんはいつも目立たない所でうちの課を支えてくれている…
君がいないと困ることばかりになってしまうかな？」

…いないと困る？…やっぱりクビになるんだ…
次の就職先…見つかるかな…
なんの取り柄のないあたしには厳しいかな…

いよいよ課長の口から宣告されるのをじっと待つ

「平野くん…すまんが来週から郊外店舗の応援に行ってもらえるかな？
あっちの事務に欠員が重なってしまって困っているんだ
住む所は大丈夫だ
すぐ近くに社員寮があるから…
今日は引き継ぎをして明日からは引っ越しの準備をしてくれ
月曜からあっちで勤務だ」