アイ・ラブ・おデブ【完結】
ほとんどの準備が終わりメールのチェックをする頃には他の社員が出勤してくる

デスク越しに挨拶を交わすといつもの日常が始まった

課長のデスクへと近づき、忌引き休暇のお礼を伝えるとなぜか別室へと呼ばれてしまった

誰もいない小会議室はひんやりとしていて思わず身震いをした

いつも穏和な渋井課長は話ずらそうに手元へ視線を落とした

「平野くんはうちで仕事を始めて何年になるかな?」

…えっ?なに?
何年って…もしかして…リストラ?

「…はい…7年になります…」

「そうか…もうそんなに経つのか…」

…うわっ…あたし…なんかヘマをやらかした?
< 1,006 / 1,499 >

この作品をシェア

pagetop