アイ・ラブ・おデブ【完結】
重たい足取りで自分のデスクに戻り引き継ぐための準備をした

と言っても小夜の仕事は営業補佐であり、クライアントと直接関わるわけではないのでパソコンのデータを確認し、整理するだけだった

昼休み…遥のランチを持って寒空の公園に来た

今日は北風が穏やかといっても日射しはなく、じっとしていると足元から寒さが上がってくる

膝の上にクロスを敷き弁当箱を開いた

…今日はだし巻き玉子が入ってる!
う~ん…美味しい!
食べ終わったら電話してみようかな…

空になった弁当箱をお気に入りの袋に戻し、携帯を手にした

2コールで遥は電話に明るい声で出た
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