アイ・ラブ・おデブ【完結】
小夜が互いを紹介するも稲本から発せられるオーラはなぜか刺々しい

…稲本さん…お酒が入ると変わっちゃう?
レモン味の飴を持っている人とは思えない…

「まあ!どうしちゃったの?
稲本さんたら…ヤクザの親分さんみたいに睨みを利かせて…
楽しみに待ってたんでしょ?」

リームが注文したドリンクを置きながら、今日も妖艶に微笑んだ

「お…おぅ…」

と言ったきり稲本は喋らない
代わりに端に座る熊野が身を乗り出して陽気に話した

「いや~小夜ちゃんとは久しぶりっすねえ…
前に会ったのは…何年前っすかね?
会わない間に随分と綺麗になったっすねえ…
見違えちゃいました
アハハハ~!」
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