アイ・ラブ・おデブ【完結】
少し早い夕食を一緒に作り、食べ終わると近くの銭湯へと誘った

小夜はのんびり風呂に入りたい時は、銭湯に行くことにしている

アパートの狭い浴槽は、少ないお湯で済むが手足も伸ばせず窮屈だ

一緒に風呂上がりの一杯を、受付横の穴の開いた古いソファに座りながら飲んだ

…瓶のコーヒーは美味しいなあ

そう思いながら隣を見ると菊地は牛乳を飲んでいた

「もう一晩泊まっていきませんか?
今日の朝ご飯最高でした」

こんな誘い方じゃ断られるかもと思ったが

「いいの?
お言葉に甘えちゃおうかしら…」

と快諾の返事が返ってきた
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