アイ・ラブ・おデブ【完結】
バレエのために生きてきた環から、その全てを奪ったのは自分だと遥は責め続けた

その償いをするために環の傍にいつもいた
そして望むことはなんでも叶えるため、退院した環と暮らし始めた

端からは二人は恋人のように映り、献身的に支える彼氏に見えただろう

しかし、どんなに環がベッドへ誘っても遥がその一線を越えることだけはなかった

遥自身、そこだけは越えてはならないと考えていたし、そんな気にはならなかったのだ

初めは友人として環を支えるために傍にいた

けれども、時間が経つにつれ、二人が主従関係へと変化していることに気づいた

気づいた後も遥は変わりなく環の傍にいた

責任を果たすためだけに…
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