アイ・ラブ・おデブ【完結】
日本に戻った遥は色々な縁で一年後にマサと店を始めた

小夜とも奇跡的に再会できた

そして愛しい初恋の人と幸せを掴む…正にその時、この悪魔に再び捕まったのである

あの日…環の自宅に泊まる事になった日…

案内されたゲストルームに小夜を寝かせると環に話があると呼ばれた

ソファにくつろぐ環は不敵な笑みを浮かべ座るように促す

「あの子猫ちゃんは眠ったのかしら?
あんな安いワインで酔えるなんてチープなお子ちゃまね」

…くっ…
わざと酔うまで飲ませたんだろ
イラッとする気持ちを押さえ、感情を殺して答えた

「あぁ…眠った
…何か…話があるんだろ?」

「うふっ…そう焦らないで!
一杯付き合って頂戴」

先程のお手伝い…ミシェルが赤紫色の液体が注がれたグラスを遥の前に置く

一口だけ口に含み、これから聞かされる話に集中する
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