アイ・ラブ・おデブ【完結】
宣言通りにマサと熊野は翌日には出発をした

マサが抜けた店にはなんと由美子が手伝いに入った

調理は香織が全て行い、ドリンクをコウが担当し、由美子はテキパキとテーブルの間を動き回っている

イケメン目当ての客からはブーイングが出そうだが、由美子のさっぱりとした性格を気に入ってくれているようだ

マサ達が見つけられるのか気になったが、それで何かが変わるとは思えなかった

いつものように自転車に乗り、会社へ行く日常に戻った

10日ほどして、マサと熊野は帰って来たと由美子からの報告を受けた

遥がどんな様子だったのか知りたいと、心の奥に閉じ込めた気持ちが沸き上がるのを感じたが、必死に隠した

由美子はそんな小夜の気持ちに気付いているようだが、何も言わずにそっとしてくれた

全てが元の生活に戻り、平穏な時間が流れていった
< 1,399 / 1,499 >

この作品をシェア

pagetop