アイ・ラブ・おデブ【完結】
次の日、朝食を食べ終えて片付け担当の由美子は食器を洗いながら、さも当然のように告げた

「じゃ…今夜、会社の前で待ってるから
残業は隣のヤツに押し付けるんだよ!」

…ん?今夜?
押し付けるって…残業なしであがるのね…
やっぱり泳ぎに行くのかな?
新しくジムの会員にでもなるの?

「分かったぁ…
でも、水着持ってないよ…あたし」

忘れ物がないか鞄を覗いてそう答えた

「小夜…水着なんて…
アンタは露出狂か!
はしたないね…まあいいや
遅刻するよ…いってらっしゃい」

そんなやり取りをして出勤した

言い付け通りに残業はせず、会社を出るとお洒落をした由美子が待っていた

…??どうしてそんな格好?
どこか…高級な所に食事に行くのかな?

「ほら!タクシーに乗るよ」

小夜が質問を挟めぬスピードで動き出し、タクシーをあっという間に捕まえた

そして何やら、英語で携帯に向かって話している

質問をするタイミングを逃し、タクシーを降ろされた

「ほら!時間が無いから、さっさと座って頂戴よ」

由美子が座るように促したのはお洒落な美容院の椅子だ

「じゃ!よろしくね」

傍でニコニコしている美容師の肩を叩いてその場を離れてしまった
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