アイ・ラブ・おデブ【完結】
小夜は俯いて聞いていた顔を上げ、よく通る声で答えた

「わっ私はやっていません!
写真に写っているように△×商事の神崎さんとお会いしました
けれど、それだけです
データを渡したりなんかしていません
私はデータを見たこともありませんし、盗んでもいません
…なぜ自分のパソコンにそれが入っていたのかは…分かりません」

必死に身の潔白を訴えたが小夜の言葉だけでは誰も信じなかった

重い空気の中、それまで黙って聞いていた支社長が口を開いた

「平野さん
言いたいことはそれだけかな?」

その場にいた皆の視線が小夜に集まる

けれども小夜はぐっと唇を噛みしめて支社長を見つめることしかできなかった
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