アイ・ラブ・おデブ【完結】
部屋の中に入り小夜は電気もつけず、ぼぉっとしていた

…笹原さん…
爽やかな人…だった…
あの笑顔…強力な武器だ…
ニカッとバズーカだ…
柏木の冷凍ビームよりダメージが大きい…

また会って…なんて言ってたけど…よくある冗談だな…
社交辞令ってやつだ!

でも…あたしの作った料理…美味しそうに…幸せそうに食べてくれた…
…お母さんみたいに…

そう思うと小夜の顔も自然と笑顔になれた

その時、携帯にメールがきた

"小夜さん!

今夜は夢のようなとても楽しいひとときでした
手料理まで食べられて!感激です!
今日は夢でも小夜さんに会えそうな気がします
今度は僕の料理も食べてください

おやすみなさい…………遥"

バズーカの後遺症でやられていた小夜は、教えてもいない名前を漢字で間違えもせずに送ってきたことに気付かなかった
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