アイ・ラブ・おデブ【完結】
「小夜…ありがとう!」

遥の声がそう聞こえたと思った時には、小夜はギュウッと抱きしめられていた

今度は、自分の心臓と同じようにはしゃいでいるもう一つの音も重なって聞こえる


…あたし…遥さんのこと…好きなんだ…
そうなんだ…
遥さんの告白で…初めて気づいた…
…うわっ!好きなんだ…


二人の間に甘い時間が流れそうになった時、今度は遥の携帯が鳴った

鳴っていることを分かっているのに出ようとせずに小夜を抱きしめている

その内に切れてしまったがすぐにまた鳴りだした

「はっ遥…さん…電話が…」
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