アイ・ラブ・おデブ【完結】
行き交う人が遥を見た後、手を振る相手を確認するように小夜の方へと視線を移した

"えっ?この人が?"という表情で小夜の横を通りすぎた

…すみません…あたしに手を…振ってます…
あたしが彼女なんです…

体を丸めて俯いて、遥の元へとたどり着いた

「どうした?気分でも悪い?」

体を屈めて心配そうに覗き込む

唇をギュッと噛みしめ首を横に振った

「もう夏バテかなあ…?
もっとスタミナのあるランチにした方がいいかなあ…」

独り言のように呟き助手席のドアを開けてくれた
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