アイ・ラブ・おデブ【完結】
旅のお供に神様が!
それからも毎日、遥はランチを届けてくれた

夏の日射しは、朝から来てくれる遥を健康的な肌色にさせていた

そんな遥のために小夜は毎朝、冷やした蜂蜜入りのレモン水を手渡した

「ありがとう!…っあ~~~!!
生き返ったよ」

ごくごくと喉を鳴らして飲み終えると、汗を光らせてニカッと笑う

…ううっ…朝から爽やか絞りたてのフレッシュジュースみたいね!
あたしは階段を降りて来ただけなのに、汗だくになってて…
朝稽古後の力士ってところかしら?

自転車を押す遥の隣を、手を繋いで駅まで歩く
これが毎日の日課となっている
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