アイ・ラブ・おデブ【完結】
「…お喋りで陽気なトニーが作る料理は絶品で…
僕はラッキーだったよ!

それ以外にも…
乗ろうとしていたリムジンバスが事故を起こして死傷者が出たけど、コイツの鍵を探してて乗らずに済んだり…

空港のベンチに座った隣の人が有名なワイナリーのオーナーで親しくなれたり…
とにかくコイツを連れて行けば小夜にも良いことが起こるよ!!

しかも、僕と旅行している感じがするだろ!!」

遥は懐かしむようにスーツケースのことを語った


…遥さんの神様…
今の話はスーツケースのお陰だけじゃなくて、遥の人柄の結果とも言えるけど…
そんなに思い入れのあるスーツケース…
…羨ましい…あたしも遥さんの傍らでガラガラと転がされたい…
< 517 / 1,499 >

この作品をシェア

pagetop