アイ・ラブ・おデブ【完結】
立った小夜をエスコートするように、近くに停めた車へと案内された

その車は後ろ半分が開放されて荷台になっている、ピックアップトラックと呼ばれる小型のものだった

助手席に座るようにドアを開けてくれるが、この状態では乗れないと小夜は首を横に振り遠慮した

彼女は笑顔で大丈夫だから乗ってという感じでさらに促す

…乗れないよ!乗ったら車が汚れちゃう…

頑なに断る小夜に少し困った表情になり、どうしようかと悩んでいた

何かいい案が思い浮かんだのか笑顔になり、着ていたレインコートを脱いで座席にひいた

…おぉ!それならオッケーだね
いや裏返して、濡れてる方に座らせてちょうだい!
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