アイ・ラブ・おデブ【完結】
毎朝、母と台所に立ち、家族の朝食とお弁当を作った

その頃の小夜の弁当箱は、家族の誰よりも小さいものだった

小夜自身も今の面影がないほどスレンダーな女の子だった

外で過ごすことのない小夜は、透き通るような白い肌の持ち主でもある

兄の監視が無くなると同時に、小夜は男子から呼び出しをされることが度々あった

この日も教室にきた三年生から屋上へと連れて来られた
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