アイ・ラブ・おデブ【完結】
「平野さん…突然こんなところに呼び出してごめんね
俺、平野さんと付き合いたいんだ…
どうかなあ?」
…どうかなあって言われても…
あなただれ?
バッチの色が三年生ってことしか分からないし…
しかもあたし…話したこともない…会ったこと…ある?
正直…困る…
あたしは彼氏より…友達が欲しい…
「あっあの…」
小夜は俯いて自分の手を握りしめて勇気を出した
「あたし…困ります
ごめんなさい!」
俯いたまま頭を下げると、目の前にあった汚い上履きは離れて行った
こんな感じの事が夏休みに入るまで10回近くあった
女子からはお高くとまった女という噂が流れ、小夜の欲しい友達は現れなかった
俺、平野さんと付き合いたいんだ…
どうかなあ?」
…どうかなあって言われても…
あなただれ?
バッチの色が三年生ってことしか分からないし…
しかもあたし…話したこともない…会ったこと…ある?
正直…困る…
あたしは彼氏より…友達が欲しい…
「あっあの…」
小夜は俯いて自分の手を握りしめて勇気を出した
「あたし…困ります
ごめんなさい!」
俯いたまま頭を下げると、目の前にあった汚い上履きは離れて行った
こんな感じの事が夏休みに入るまで10回近くあった
女子からはお高くとまった女という噂が流れ、小夜の欲しい友達は現れなかった