アイ・ラブ・おデブ【完結】
夏休み、兄の独り暮らしをしている小さなアパートへ弟と一緒に来た

「小夜?学校はどうだい?
男の子に告白されてるって聞いたんだけど…」

兄は卒業後も心配して、サッカー部の後輩に様子を聞いているらしい

「どうって…」

なんて答えて良いのか分からずゴニョゴニョと呟いていると横から

「アニキ!俺もすぐに小夜の高校に入るから!
任せておいてよ」

弟が頼もしく胸を張りながら言った

小さい頃から小夜のボディーガードをしている弟は、背の高さもとっくに追い越されてたくましい

もう何年も前から、弟の方が年上に見られることが多かった
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