アイ・ラブ・おデブ【完結】
さらに独り言のように付け足した

「せっかく美形のカップル誕生かと思ってたのに…」

…ええっと…夏休み前って…
屋上に呼ばれた時のこと?
あの汚い上履きの三年生?
格好良かった?…分からん
顔…覚えて…ない

「まあいいや…
平野さんはここで休んでなよ
あっちの1年を今度は使うから!」

と初めから日陰で、お喋りをしている女子達の方へ歩いて行ってしまった

ふと気づくと隣には、担任で美化委員会の顧問である小池先生が立っている

「おっ!やってるなあ…
平野も来てくれたんだ
良かった良かった…
俺のクラスが欠席ってあり得ねえだろ?
そんじゃ、平野ちょっくら買い出しに付き合ってくれや」

と小夜の返事を待たずに歩き出してしまう
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