アイ・ラブ・おデブ【完結】
小池について行くと駐車場の端に停めてある白い車へと来た

「乗って乗って!
どうせ汚れてるからそのままでオッケー!」

ツードアのこの車に乗れと言うからには勿論、後部座席であるはずはない

小夜は少し緊張しながらパタンとドアを閉めた

小池の性格と同じように少し荒い運転で、着いたのは学校の目と鼻の先にあるコンビニだった

…ここなら歩いて来ても…

そんな小夜の思いなど吹き飛ばすかのように、カゴ一杯にジュースやアイスを豪快に入れていく

「あっ!平野、欲しいもんあったか?」

二つのカゴをぶら下げて笑顔で聞いてきた

「…いっいいえ…何でも大丈夫…です」
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