アイ・ラブ・おデブ【完結】
「おぅ~ご苦労さん!
休憩にしようや!」

ジュースやアイスの入った袋を高々と掲げて小池が声をかけた

「やった~!」
「ごちで~す!」
「さすがせんせ~!」
「コーラある?」

みんなの笑顔と共に手が伸びてあっという間に袋は軽くなった

小夜も残っていたウーロン茶を手に、日陰へ入り由美子の隣に腰を下ろした

「買い出しに行ってたんだ
こんなに買って重たかったでしょ?」

炎天下で作業をしていた男子などは、ペットボトル2本にアイス2つを確保している

「ううん…大丈夫
先生が車を出してくれたから」

小夜が笑顔で答えると、由美子は顔を小池に向けながら

「へえ~…車をねえ…」
と何かを含んだような言い方をした
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