アイ・ラブ・おデブ【完結】
…みんなきっかけがあったり、強い思いがあったりするんだな
だからその仕事を好きになって続けられるんだな…
あたしは何が好きなんだろ?
…まだ…見つかってない…
大学で探してみようかな…
自分の将来の可能性が無限に広がっているのを感じワクワクとした
けれども浮き立つ心の片隅では祖母の顔がちらつき、墨汁が染み込むように闇が支配しようとする
特に家にいるときは祖母の姿を見るわけでもないのに、その存在をあちらこちらに感じてしまう
同じ屋根の下にいるのだから当たり前なことなのだが…
線香の香りに庭の花、縁側に置かれたサンダルや洗い上げられた茶碗を見ただけで胸がギュウと締め付けられるように苦しくなる
結婚の問題が解決したのに、小夜の押し入れのお徳用菓子袋は補充と消費を繰り返されていた
だからその仕事を好きになって続けられるんだな…
あたしは何が好きなんだろ?
…まだ…見つかってない…
大学で探してみようかな…
自分の将来の可能性が無限に広がっているのを感じワクワクとした
けれども浮き立つ心の片隅では祖母の顔がちらつき、墨汁が染み込むように闇が支配しようとする
特に家にいるときは祖母の姿を見るわけでもないのに、その存在をあちらこちらに感じてしまう
同じ屋根の下にいるのだから当たり前なことなのだが…
線香の香りに庭の花、縁側に置かれたサンダルや洗い上げられた茶碗を見ただけで胸がギュウと締め付けられるように苦しくなる
結婚の問題が解決したのに、小夜の押し入れのお徳用菓子袋は補充と消費を繰り返されていた