アイ・ラブ・おデブ【完結】
宮本さんの…
あれは…何歳の時のことだったのか…

圭輔が小学校に入学をしていたから…3年生…そうだ9歳の冬のことだ

その頃の小夜は第二の家とも思える程、この総合病院に入院を繰り返していた

扁桃腺を腫らして高熱を出したり、久しぶりに行った学校で胃腸炎のバイ菌を貰ってきたりと元気に過ごしている方が珍しいくらいだった

それでも仲良くなった看護婦さんや掃除のオバサン、同室の患者さん達に可愛がられ、家では味わえない開放的な入院生活を送っていた
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