アイ・ラブ・おデブ【完結】
小夜の頭に?が並び、さっきとは違う胸の鼓動を感じていた

再び足が止まってしまうと、遥は繋いだ手に力を込めた

「さあ!おいで…
あの日と同じ景色だよ!
もう一度僕と一緒に見て欲しいんだ…」

…えっ?何?
あの日…って?
…もう一度って?
あたしが…ここに…来たのは…
子供の頃…

言葉の意味を理解できず足が止まりそうになるが、遥が力強く手を引いた

扉の向こうに広がる景色を見て…小夜は忘れていた遠い日の思い出の中に連れ去られた
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