ヴァムピーラ

「あれ、初めて見る子がいる。おはよー」
「・・・・・・」

 声をかけられても、私はとっさに反応できなかった。

「おーい?」
「あ、初めまして」
「あ、しゃべった」

 面白そうに私を見ているその人。男の人とは思えない綺麗な顔。

「俺、リキ。あんたは?」
「葉山カノン」
「ふーん?カノン、ね」
「ねぇ、リキ、この前言ってたあれなんだけどね」
「ん?」

 リキは、隣の美紀さんと話し始めた。
 私はそっと安堵のため息をついた。正直、あのシルバーブルーの瞳に見つめられたときは生きた心地がしなかった。
 私はふと視線を河島さんに向けた。

「!」
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