2番目でいいから【完結】

友人の話し

友人の神崎 幸(みゆき)とお昼を食べながら、幸に聞いてみた。

「冬哉先輩って、カノジョいるかどうか知ってる?」と聞いた。
幸は「冬哉先輩には、智恵子先輩というカノジョがいるよ。」
「美和。冬哉先輩の事が好きなの?」と言った。

私は「素敵な人だとは思うけど、好きって言うわけじゃないのよ。」
「ただ、昨日。冬哉先輩が、女の子ととっても仲良さそうに歩いてて、しかも、その女の子の事をスゴク優しい目で見てたから、カノジョいるのかな?と思ったの」と言った。

すると、幸は「ああそれは、きっと、智恵子先輩だと思うよ。」
「冬哉先輩は、智恵子先輩を溺愛してるからね。」と言った。

この時の私は、冬哉先輩を好きになるとは、思ってもいなかった。
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