2番目でいいから【完結】

その子は、誰?

冬哉先輩と接点ができたのは、私が生徒会の文化委員をしたからだった。

冬哉先輩は、生徒会長をしていた。
そこで、委員として話したのが、冬哉先輩と話した最初だった。

冬哉先輩は、生徒会の中で、とてもカリスマ性も見せていて、男子にも尊敬されていた。
女子は、もちろん、冬哉先輩に憧れていた。

そんな冬哉先輩は、生徒会の会合が終わると、すぐにカフェに向かうという姿を、何度か見かけたある日のことだった。

たまたま、私もカフェに方向に向かって、歩いていた。

すると、前から、冬哉先輩と女の子が、とても仲良さそうに、歩いて来た。

冬哉先輩が、女の子をあんな優しい目で見てるのを、初めて見た。
そして、多分、あの女の子が、カノジョなんだろうと思った。
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