2番目でいいから【完結】
美和との出会い

考えてもいなかった

篠崎 美和と会ったのは、生徒会の会合の時だったと思う。

高1の文化委員として、新しく生徒会のメンバーに加わった。

僕としては、特に大きな印象もなく、普通に可愛い後輩だった。

それは、生徒会の活動の中で、親しくなっても、変わらなかった。

美和は、僕に特別な気持ちを感じ始めていたみたいだけど、僕は全く気がつかなかった。

気がついたところで、僕にどうしてあげる事も、できなかっただろう。
僕には、誰よりも大切にしたい女の子がいる。
彼女以外の女の子には、興味がわかない。
だから、美和との間に、こんな出来事が起きるなんて、考えもしなかった。
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