2番目でいいから【完結】
冬哉せんぱいへの気持ち

偶然のできごと

羨ましいという気持ちが、嫉妬と気づいたのは、偶然の出来事からだった。

その日は、生徒会の仕事もなく、幸と一緒に放課後、ウインドショッピングやお茶をして、帰ろうと街に出た。

幸とは、結構服の趣味とかが、似ていたから、ウインドショッピングも楽しかった。

そんな時、なにやら、揉めているカップルの声がしてきた。

幸と2人で、「外で揉めなくてもね~。」と顔を見合わせながら、歩いて言った。

又、カップルの女性の声が聞こえた。
「もう、いや。今回は、ごまかされない。」と言った。
「いつだって、ごまかしてないよ。」と男性の声がする。
「信じろよ。」と男性の声。
「無理。」と女性の声。
「いいから、信じろって!!」と男性。

強引だな~と思いながら、歩いていくと、そこには、キスをしている。
カップルがいた。

それは、冬哉先輩と智恵子先輩だった。
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